昨日、13時から現場でA様と打ち合わせをしてきました。
打ち合わせの内容は建築確認申請前の最終確認と土地の高低差をどう処理するか。。
解体が終わった状態の土地は思ったよりも土が高い!
今回ガレージハウスなので道路から車庫、車庫から庭の地面の高さが重要になってきます。
土を削り取って低くすれば良いのですが、周囲のブロックや隣地の土地の高さなどの関係もあるので、まずは
穴を掘って調査!
これでブロック塀が地中のどの辺まで埋まっているかを確認します。
向かって右のブロックは、予想よりも深く作られていました♪
これは好条件。
おかげで外構工事のコストを低く抑えられます。
しかし、
数か所掘っていくと、途中でブロックの深さが変わっている事が分かりました。
写真左のフェンスが付いているブロックはあまり深くないので、ここの土は
あまり下げない方がコストダウンにつながります。
向かって左側。
ここはかなり浅いw
しかも、境界線の中央に建っている、いわゆる「共有ブロック」。
なので勝手に壊したり加工したりできません。
高さもずいぶんと高く積まれています。
高さが1.2Mを超える場合、控え壁などの補強が無いといけません。
「外構だから関係ないでしょ?」
って思いますが、これ、このままだと建物が完成した時の完了検査で不合格となり、「完了検査済証」が発行されません。
これが無いと住宅ローンが下りなかったりもするので、ここも補強などの検討が必要となってくるのです。
補強の種類もいくつかあるので、デザイン的な事も考えて決めていきます。
数か所穴を掘って調査をした結果をもとにおススメの土地の高さを検討します。
実際にブロックにテープで印をつけてイメージ出し。。
これで だいたいの方向性が見えてきた頃、ちょうどA様が到着。
A様と矢印部分のスロープの角度を打ち合わせします。
ガレージハウスだと、なるべくスロープは低くしたいのですが
低すぎるとゲリラ豪雨でシャッターから水が浸入したりすることもあるので
道路の高さ、周辺道路の高さまで見ないといけません。
さらに、
このスロープの角度でガレージ床の高さが決まるのですが、
ガレージ床の高さは今回のプランだと
このように、庭の高さまで関係してきます。
そして、この庭の高さが決まると、今度は
ここ。
リビングの床との高低差に関係してきます。
このリビングの床との高低差を低くするには建物の下の土を掘り下げれば良いのですが、それには先ほどのブロックの根入れ深さが関係してきて、、、、
と言うことで
雨水
ガレージの車の出し入れのしやすさ
オーナーさんの車の車高
周囲のブロック
残土処分の費用
リビングとの高低差
などなど、複数の要素をバランスよく判断していかなければなりません。
ガレージハウスって、こういったノウハウもとても重要になってくるんです。
今回はオーナーさんがウッドデッキをDIYする予定なので
リビングとの高低差はウッドデッキの高さで調整してもらいます。
これで土地の造成計画は問題なさそうです。
A様、打ち合わせありがとうございました。
次は地鎮祭ですね!
引き続き、宜しくお願いします(^^)