こないだの日曜、
ちょっとした人助けをする場面がありました。
この日の波は北東ウネリ、、
写真の右上から左下に向かって波が押し寄せています。
そうすると、押し寄せた波が戻る際、
堤防に沿って沖に向かう流れが発生します。(沖に向かう→)
これを「カレント」とか「離岸流」と言うんですが、これが
ある程度経験のあるサーファーには便利なんですが、
初心者や海水浴客には結構キケンで、沖に流されて溺れてしまう
原因になる事が多いんです( 一一)
特に、波が大きい時は沖に出るのが大変なので、こんなふうに
堤防(テトラポット)のすぐ脇から海に入ります。
すると、カレントに乗って
何もしなくても数分で100M程沖まで流されます。
なので、出たいところまで沖に流されたら、テトラポットから離れるように
横に漕いで行くと、サーフィンのポイントまで楽に出る事ができます。
しかし、この流れを知らないでテトラポットの近くにいると、一度テトラポットの真横まで
流され、それから沖に流されてしまいます。
。
。
この日も、この流れを利用して沖に向かっていると、、
見るからに流されてる初心者サーファーを発見。
目は真っ赤で
かなり息切れしてて、
漕いでる姿勢も明らかに初心者。。
沖へ向かう流れの中で必死に岸に向かって漕いでいました。
ちょうどカメラを付けてたので記念に写真を撮ってやりました
「大丈夫??」
と聞くと
「え?あぁ、 、 ハイ」 と言ってますが。。
「流されてるんでしょ?戻れるの?」
と聞くと
「すいません!助けて下さい!」と言ってきました。
この流れに逆らって岸に戻る事はほぼ無理なので、
一度大きく横に移動し、それから岸に戻るように説明し、
途中まで連れて行ってあげました。
最近はサーフィン人気が上がり、こういう場面に出くわす事が増えました。
僕の友人も昔、見えなくなるほど沖に流されて漁船に拾われた事もあるし、
去年は湘南で女性のサーファーが24時間漂流して助けられるという事もありました。
毎年、流されて亡くなる方も多いので、
海水浴場以外の場所に入るときは十分気を付けましょう・・・・・
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