先週、ふじみ野市Sさま邸が上棟。
建物が大きいので一気に風景が変わりました。
ここではお客様の御要望で「LVL」という木材を仕様しています。
LVLについては こちら
このLVLという材料は木材というより、ほとんど「工業製品」って感じ。
こないだもある人が「これ以上を求めるなら鉄骨しかない!」といってました。
もちろん接続は金物工法としています。
これは1本の柱の4方向に梁がかかります。
コレがもし金物工法なら、支口の欠き込みで柱は穴だらけになりますが
金物工法ならボルト径の穴が5本分あくだけ。
ここは柱の足元。
JとWの文字のところに見える丸いのがドリフトピンです。
柱脚金物といって、基礎から出てる金物が柱の中心に入り、ソレをこの
ドリフトピンで固定します。
つまり
柱と基礎をガッチリと固定できるという事です
ここは2階のバルコニーを支える為、梁が2重になっています。
ここは玄関~階段の吹抜け部分。
見る人が見ればこの構造の凄さがわかるはず。
※「斜めの木材は仮筋交といって、建物のゆがみを無くすための調整用。
上棟したてなので筋交はこのあと取り付けます」
やはり
建物の命は骨組みです。
ただ、一般の方で、木造住宅の骨組みについて詳しく知っている方は少ないし、
家を買うまでの短期間でその知識を得ることも難しい・・・
ヒノキなら良い?太ければ問題ない?お金をかければその分強くなる?
そんな単純な話では無いから建物の構造は建てる会社まかせになる場合が多いです。
構造計算、部材の選定、価格、いろんな要素をバランスよく組み立てる必要があります。
つまり
何が言いたいかと言うと、
永大は骨組みにこだわっているという事
たまに
お客様から
「永大さんの物件は家の中を歩いた時の剛性感がちがいますね」
といわれる事があります。
これを感じ取れるお客様もただ者ではないけど、
ここまで構造にこだわって作ってあれば、他の普通の家と比べれば
体感できます
コメント