色が人に与える影響
こんにちは、コーディネーターの宮野です
今年の桜は、全国的に開花が早い年となりました。
優しいピンクの桜を見ると、春だなとウキウキ
してしまいます。
暖かくなって、色があふれてくる春ですね。
そこで今日は色についてお話しさせていただきます。
色は、人に与える影響が大きく、快適なインテリア
空間を創るには、調和の取れたカラーコーディネート
が重要になってきます。
まずは、色が人に与える影響の違いについて
レッド...パワーを生む色
交感神経系を刺激し脈拍、呼吸、血圧を上昇させ、
消化液の分泌を促進させる為、食欲が増進。
低血圧の治療にも利用され、大脳を興奮させる
のでうつ病にも効果的とされます。
オレンジ...食欲を生む色
赤と同様食欲増進効果があり、潰瘍を和らげ
甲状腺機能を正常化する働きがあり、肺機能を
高めるので喘息や、呼吸器疾患にも有効。
血液の循環に効果を発揮すると言われてます。
イエロー...陽気で上昇志向をもたらす色
自律神経を活性化させ、心臓・肝臓の働きを促進。
胆汁の分泌を促進させ、胃や腸の活動を盛んに。
心を陽気にさせ、スランプ解消、上昇志向を
もたらし、意欲的な気分に結びつき易い色です。
グリーン...落ち着きと安らぎを感じさせる色
安定感や正常心を取り戻す効果があり、大脳の
下垂体に働きかけ、筋肉や皮膚などを生き生き
させます。副甲状腺分泌を促進し、病原菌や、
毒物を排除、肝臓を刺激して血圧の調整を行って
くれるそうです。
ブルー...神経を和らげる色
副交感神経を刺激し、脈拍・呼吸・血圧・体温を
下げる効果があります。神経を鎮静化させる為、
不眠症の治療にも使われます。下垂体の分泌を
促進し、呼吸率を増大させます。穏やかな精神
状態へ促し、心を落ち着かせる色です。
パープル...自己治癒力を促す色
神経系の反射を鋭くし、病気の回復過程を早める色
もっとの鎮静作用のある色だと言われています。
繊細な人や、落ち込みやすい人、興奮しすぎる人に
効果的で、遺伝子の損傷を修復する効果があるとも
言われてます。
ピンク...幸せとリラックスを促す色
鮮やかなピンクは赤とは反対で、心身の働きを
スローダウンさせます。アドレナリンの分泌を促進
させる為、心や体の筋肉をリラックスさせます。
若返りの色とも言われています。
ホワイト...自律神経を活性化する色
白は体が必要な全ての色の波長を与えてくれるので、
健康に良い色。白を身にまとうと健康を取り戻す
効果があるそうです。ただ、光の反射率がもっとも
高く、眩しさを与え、眼には良くない色でもあります。
ブラック...エネルギーを低下させる色
無彩色で光を反射せず、すべての色を吸収、遮断する
効果を持った特殊な色で、神秘的な雰囲気を与える色
ですが、長時間、黒一色の空間にいると諸臓器官の
活動が著しく低下する為、インテリアへの多用は
控えた方がよい色とされます。
心地よい色のバランス → 70:25:5
目に映る空間を100%とし、70%をベーシックカラー
25%をメインカラー、5%をアクセントカラーとし、
3色でまとめるとバランス良くなります
割合はあくまで目安ですので、家具の大きさ等により
多少前後しても問題はありません
空間の大部分を占める天井や壁面に、
当社では白い壁紙を採用しております。
真っ白ではなく、温かみのある白いものを採用して
おりますので、天井を高く見せ、柔らかい空間にも、
キリリとしたカッコいい空間ににも、住まわれる方の
お好みの色に合わせ易く設定しておりますので、
メインカラー又はアクセントカラーを決め、その色に
対して補色又は近似色を選ぶと、空間がまとまります。
・メインカラー25%...ソファや、家具、ラグ等
・アクセントカラー5%...クッションや、小物等
アクセントカラー部分は、季節や、気分、色の効能を
参考に変更しても良いですね。
春には、ピンク
夏には、ブルー
クリスマスは、赤や緑を。
グレー系のソファに、クッションの色を変えるだけ
でも、雰囲気は大分変ります。
お子様が遊べるように、リビングを広々使いたい、
お掃除をラクに等の理由で、ソファを置かない方も多く
なりましたがメインカラーをラグ、アクンセトカラーを
クッションでコーディネートしていただけます。
この組み合わせは、インテリアだけでなく、服装等にも
活用出来る黄金比なので、ご参考なれば嬉しいです
コメント